お知らせ

 

 

☆8月のお知らせ☆ 

 

   

 

急性すい炎

 

 お酒飲みの方が注意する臓器と言えば、「肝臓」だと思いますが、他にも危ないのが「すい臓」です。すい臓の役割は、インスリンなどのホルモンを分泌すること。もう一つは、胃で消化された食べ物をさらに細かくする「すい液」を作り消化を行う事です。

 お酒をたくさん飲んだ後、揚げ物など脂肪分の多い食事をした後に、みぞおちの辺りが痛くなったら「急性すい炎」を起こしているかも知れません。

 アルコールの刺激や脂肪分がすい液の過剰分泌を促し、すい臓そのものを消化してしまい炎症を起こします。普段、お酒をあまり飲まない方も、急に飲み過ぎると発症する事があるので注意が必要です。

 また、女性には胆石が原因の「急性すい炎」がみられるようです。胆石は、脂肪分の多い食事の摂り過ぎによって出来た胆石が、すい臓の出口を塞ぐことで発症します。

 急性すい炎は、20年前と比べると約2倍以上に増加していると言われています。その背景には、飲酒量の増加と食生活の洋風化が指摘されていますので、心当たりのある方は要注意ですね。

 

 

 

 

 

☆7月のお知らせ☆ 

 

   

 

夏に多い痛風

 

 夏は痛風の発作が多くなる季節であり、そこには脱水が大きく関係していると言われています。

 痛風の原因は尿酸で、尿酸値が7.0を超えると「高尿酸血症」と診断され、痛風のデッドライン(これ以上超えてはならない数値)とされています。過剰な尿酸は結晶化し、足の指等の関節に溜まります。そして運動等がきっかけとなって結晶がはがれ落ち、結晶を異物とみなした白血球が攻撃を始めると炎症がが起き、痛風の激痛が表れます。

 尿酸が増える原因の一つはプリン体の摂り過ぎですが、もう一つ血液が少なくなる程、尿酸値が高くなり結晶は増えていきます。

 夏場は汗を多量にかくために脱水状態になりやすく、脱水によって血液が濃くなり、尿酸値が上昇する事が原因です。

 

♦痛風の予防対策

①高カロリー食、偏食、早食い等に注意し、肥満を解消。

②尿酸値が高い方は、1日2ℓを目安に水を飲む。(腎臓に問題のない方)

③海藻や野菜には、尿酸値を下げる効果があります。

④ウォーキング等、軽めの有酸素運動も効果的です。

 

 痛風は、中高年以上の男性に多く発症しますが、近年では偏食や運動不足、ストレス等から、30歳代の若い男性や女性も増加傾向にあるので油断禁物ですね。

 

 

 

 

 

☆6月のお知らせ☆ 

  

 

 

虫歯を予防

 

 6月4日は、虫歯予防の日。虫歯は痛みだけでなく、放置しておくと虫歯菌が血管に入り込み、脳梗塞や心筋梗塞など重篤な病気になってしまう可能性もあります。

 虫歯になりやすい人には、主に2つの原因があるようです。

 

3歳までに家族から虫歯菌がうつったか

 口内に住み着く細菌の種類は3歳までに決まると言われ、それ以前に家族が赤ちゃんにキスをする、同じ箸やスプーンを使うなどして食事を与えたりすると虫歯菌の感染率がグンと上がります。

 

良く噛んで食事をしているか

 良く噛むことで唾液が多く分泌されます。唾液には、虫歯菌を洗い流してくれる作用があります。普段柔らかい物ばかり食べている方は、噛む回数が減ってしまうので気を付けましょう。良く噛む方には、虫歯が少ないようです。

 

 また、人前で話す機会が多い、口を開けて寝てしまう人は、口内が乾いて唾液量が減少します。花粉症や鼻炎(口呼吸になりやすいため)の人も口内が乾燥しやすいので要注意。

 唾液の分泌量を増やすには、口を閉じた状態で「唾液腺」(耳の前、上の奥歯あたり)を指全体で円を描くように前に向かって優しく10回程ほぐすようにしましょう。(食事の前にするのが効果的です。)

 

 

 

 

 

☆5月のお知らせ☆ 

  

 

 

脳疲労

 

 私達の脳は、日々起こる様々な出来事を「生活ストレス」と捉え、それが蓄積することで脳の神経が炎症を起こし、疲労感を感じるようです。

 自覚症状が無いと言われる脳疲労ですが、それを知らせる3つのサインがあります。

 

①飽きる

 1つの作業に集中し続けると脳の一部が酷使され、神経がダメージを受けます。脳は、そうなる前に「飽きる」という命令を出して神経が傷つくのを防いでいます。飽きてきた場合は、頑張らずに思い切って違うことをした方が、効率も良くなります。

 

②ミスが多くなる

 キーボード入力の間違いや、何でもないところでつまずくなど、パフォーマンスの低下が現れてくるのも脳が疲れてきている証拠です。

 

③眠くなる

 脳を休ませる。リフレッシュした方が良いという脳からのサインです。

 

 この様な、脳疲労のサインが出ていても、全く疲労を感じない方もいます。それは、脳がやりがいや達成感、喜びを感じることで、疲労感のサインをかき消してしまうためです。

 そのまま、放置してしまうと精神疾患(うつ病など)や認知機能の低下(判断力や記憶力など)に陥ってしまうこともありますので、脳疲労の3つのサインに早めに気づいて気分転換や休息を取ることをお勧めします。

 

 

 

 

 

☆4月のお知らせ☆ 

  

 

 

気持ちが幸せになる方法

 

 些細な事を気にしてしまい、暗い気持ちやネガティブ思考になってしまう人は、少なからずいると思います。

 そんな時、簡単に幸せな気持ちになれる方法があります。それは、笑顔を作る事。もう一つは、上を向いて大股で歩く事です。でも、本当に落ち込んでいる時に笑顔を作るなんて・・・と思うかも知れませんが、そういう場合は、箸などの棒状の物を横向きに口にくわえます。こうすることで、口角が横に開き「笑顔」になります。「笑顔」を作る事によって脳が今楽しい‼と錯覚を起こし本当に幸せな気持ちになるそうです。

 また、上を向いて大股で歩くという実験をアメリカで行ったところ、充足感や自尊心の度合いが格段に向上したそうです。これも動作から脳が錯覚を起こした効果のようです。

 歩かなくても、上を向くだけでも効果があり、仕事の合間に上を向くだけで仕事の効率がグンと上がった人もいるようなので、試してみてはいかがでしょうか?

 幸福度を高めておくことは、心の健康を保ち予防医学にもつながりますので、気持ちが沈んだ時こそ、笑顔と上を向くことを忘れずに。

 

 

 

 

 

☆3月のお知らせ☆ 

 

 

 

腎臓病を予防

 

 腎臓は、「おしっこ」を作る臓器だと思われがちですが、最も重要な役割は、血液の成分を絶妙に調節し、体のバランスを保つことです。

 そんな腎臓は、「沈黙の臓器」の一つとも呼ばれ、痛みが出にくく、気付いた時には手遅れになっていることも。腎臓の機能は一度失われてしまうと、二度と元に戻ることは無いと言われ、一生治療を続けることになります。 

 腎機能の低下が現れやすいのは尿です。シャボン玉の様な大きな泡が、中々消えない。これは、多くのタンパク質が出ている証拠です。

 尿以外では、足のむくみを見ます。寝起きで足がむくんでいるのは、体内の水分が上手く調節されていないためです。足のむくみの判断は、すねの骨の上を親指で10秒以上押し続けて、押した跡が直ぐに戻るかを見ます。

 腎臓病の主な原因は、糖尿病や高血圧ですので、腎臓をいたわるために高脂肪・高タンパク食品を摂り過ぎない。また、高血圧も腎臓に負担がかかるので塩分の摂り過ぎには、注意が必要です。特に、加工食品(インスタント麵・ハム・練り製品など)にも食塩が多く使われています。

 

 

 

 

 

☆2月のお知らせ☆ 

 

 

 

運動は週末だけでも効果あり

 

 運動しなければなと思っていても、平日は時間が中々取れずに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方に朗報です。英国での研究で、週末にまとめて運動する人は週3日以上運動している人と同じくらい、健康で長生き出来ることが明らかになったようです。

 この研究は、英国に住む40歳以上の男女を対象に行われ、運動をする人と全くしない人を平均9年間比較調査したもので、全く運動しない人と比較すると、心臓疾患での死亡率が41%減。がんの死亡率も約21%減となりました。

 世界保健機関(WHO)では、健康維持のために19~64歳の場合、週に最低2時間半程度の中強度な運動(サイクリングやウォーキングなど)、又は1時間強程度の高強度な運動(ランニングやテニスなど)を行うことを推奨しています。

 たとえ、運動量が推奨される水準に満たなかったしても全く運動しないよりは良い結果が出ているそうなので、休みの日には、少しでも体を動かした方が健康のために良さそうですね。

 

 

 

 

 

☆平成30年1月のお知らせ☆ 

 

 

 

酒は百薬の長?

 

 昔から「酒は百薬の長」と言われ、適度な飲酒は身体に良いとされて来ました。この事を裏付ける代表的なものに「Jカーブ効果」説※図1があります。適度に飲酒をする人は、全く飲まない人又は飲酒量が多い人に比べ死亡率が低いというものです。ところが、最近の研究でこのグラフには病気などが原因で禁酒している人が、全く飲まない人に含まれているという、統計ミスであることが分かりました。正しくは、飲酒量に比例して死亡率も上がる※図2ようです。

 しかし、適量のお酒には善玉コレステロール(HDLコレステロール)値を上げ、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値を下げて、動脈硬化や心筋梗塞を予防してくれるという研究結果もあります。また、リラックス効果でストレスを発散したり、人間関係を円滑にしたりする良い面もあるので、なるべく適量を心掛け楽しく飲みたいものです。

 ちなみに、厚労省が定めるお酒の適量はどれ位を指すのかというと、個人差はありますが、アルコール量で1日20㎎程度。日本酒換算で1合(180ml)、ビール中瓶1本(500ml)、ワインならグラス1~2杯(180ml)程度になります。

 お酒飲みの方には、ちょっと辛いかも知れませんね。

 

 

 

図1

図2

 

 

☆12月のお知らせ☆ 

 

 

 

自律神経

 

 自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、交感神経は主に活動する神経で、副交感神経は休息する神経です。この2つの神経が 常にバランスを保つことが健康維持のカギになります。

 自律神経のバランスが乱れてしまう原因の1つが「ストレス」です。イベント事や生活環境が変わることもストレスに。また、季節の変わり目などには気温の変化や気圧が激しく変動することで自律神経が過剰に働き疲弊してしまいます。

 

自律神経を意識的に整える

 

 ①呼吸

 人はイライラしたり緊張したりする時、呼吸は浅く速くなり交感神経が優位な状態になります。なるべく息を吐くことを意識するだけでも、副交感神経が刺激されリラックス出来ます。

 吸った息の倍の時間をかけて息を吐くようにしましょう。

 ②運動

 ウォーキングが適しています。歩くことで血圧や心拍数が変動し、交感神経と同時に副交感神経も活発に働き、自律神経のバランスを取り、鍛える効果があります。

 身体の負担にならないよう、30分程度を目安に。

 

 

 

 

 

☆11月のお知らせ☆ 

 

 

 

免疫力アップ

 

 晩秋を迎え、徐々に寒さも本格化する季節となりました。また、風邪やインフルエンザも流行し始める頃でもあります。冬に備え、体調を崩さないためにも今の内から免疫力を活性化させておきましょう。

 

 免疫力アップ法

「食事」

 ①ヨーグルト

 ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫細胞が集まる腸内(体の免疫細胞の6~7割が集中)の環境を整え免疫細胞を活性化します。

 ヨーグルトは、1日にカップ1杯程度(100g)を目安に摂取。

 

 ②きのこ類

 きのこ類に含まれるβグルカン(ウイルスやがん細胞抑制など)が免疫細胞とくっ付くことで免疫細胞が活性化します。

 

「睡眠」

 人が最も眠りに入りやすいのは体温が下がるタイミングです。お風呂に浸かり体温を上げておくことが質の良い睡眠に繋がります。

 湯船の温度は自分の平熱+4℃で、10~15分を目安に入りましょう。

 

「運動」

 激しい運動は免疫力を低下させ、反対に適度な運動は免疫力向上させてくれます。20分から1時間程度歩くだけでも免疫細胞の活性が高まると言われています。無理のない運動をぜひ習慣に。

 

 

 

 

 

☆10月のお知らせ☆ 

 

 

 

通勤でダイエット

 

 みなさんは、普段どんな方法で仕事場に向かいますか?

 英大学がロンドン周辺で、生活スタイルとBMI値(肥満度)の関連性の調査を行ったところ、通勤にバスや電車などの公共交通機関や自転車や徒歩で体を動かしながら通勤している人は、車通勤者と比べBMIが低いという結果が出ました。

 BMIとは、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」という式で求められ、日本ではBMI値25以上が「肥満」と判定されます。

 調査によると車で通勤している方の平均BMIは、他の通勤手段の方よりも約1ポイント高く、体重では2~3㎏多かったそうです。また、公共交通機関の種類ではBMIに差はほとんど無かったようですが、最もBMIが低かったのが、自転車や徒歩で通勤している人でした。

 この結果は、食事や運動の改善プログラムに取り組むよりも効果があったそうです。重要なのは、通勤のついでに運動を取り入れるということです。

 体重の増加(肥満)は生活習慣病のリスクを高めますので、仕事が忙しく運動する余裕がない働き盛りの世代こそ、日常生活に自転車や徒歩を取り入れてみませんか?

 

 

 

 

 

☆9月のお知らせ☆ 

 

 

 

目的別入浴の効果

 

 あなたは、ぬるめのお湯派ですか?それとも熱いお湯派ですか?普段、何気なく浸かっているお風呂。お湯の温度や量、浸かる時間などによって心身に及ぼす影響は様々です。体調や目的に合った入浴法で心身の疲れを癒してみませんか。

 

①リラックスしたいときやストレスを解消したいとき

 夏は38℃前後、冬なら40℃前後のぬるめのお湯に、10~15分を目安にゆっくり浸かります。ぬるいお湯には神経を鎮める効果があります。また、好みの香りの入浴剤を入れてリラックス効果をさらにアップ。

 

②ぐっすり安眠したいとき

 快眠には、入浴するタイミングが大切です。就寝する約2時間前を目安にお風呂に入ると、快眠を得やすくなります。①と同様にぬるめのお湯が適しています。

 

③シャキッ!としたいときや仕事を頑張る前に

 朝風呂に向いた入浴法で、42℃位の熱いお湯にさっと(5分以内)浸かることで神経を刺激し、心身の緊張を高めます。ただし、血圧や心臓に問題がある方にはこの入浴法はおすすめ出来ません。

 

④冷えやむくみを取りたいとき

 冷えを感じている方は、熱いお湯で温まるよりも40℃前後のぬるめのお湯に、20分程度を目安に首まで浸かった方が体の芯までポカポカに。

 足のむくみには、水圧の力を利用して足に溜まった余分な水分を押し戻しましょう。湯船にたっぷりとお湯をはり①同様に。

 

 

 

 

 

☆8月のお知らせ☆ 

 

 

 

熱中症対策以外な落とし穴

 

 総務省消防庁の発表によると、昨年5月から9月までの全国における熱中症で救急搬送された人の累計は約5万人でした。

 しかし、中にはエアコンを使用するなど対策はしていたはずなのに、熱中症にかかってしまう場合もあります。それはどうしてなのでしょうか?

 

1.睡眠不足

 夏は、睡眠時間が短くなる傾向に。睡眠不足が続くと自律神経(体温調節機能)が乱れ、熱の放出が上手く出来なくなり熱中症になってしまいます。

 なるべく涼しい環境で、質の良い睡眠と睡眠時間の確保に努めましょう。

2.エアコン

 熱中症対策には大切ですが、体から水分がどんどん出ていき乾燥します。

 こまめな水分補給を忘れずに。(日常生活では、塩分や糖分は食事から十分に摂取してますので、水や麦茶でOKです。1回の目安は、コップ一杯程に。

3・温度差疲労

 室内と室外を行き来することが原因になります。温度差が5℃以上あると自律神経に影響が出るためです。

4.高血圧の薬

 血圧を下げる薬の中には、水分や塩分を排出させる作用があり、脱水状態引き起こしやすい薬もあるようです。

 

 

 まだまだ、暑い日が続きますので熱中症には十分に警戒して下さい。 

 

 

 

☆7月のお知らせ☆ 

 

 

 

ふくらはぎで分かる筋力低下のサイン

 

 質問です。最近、「平らな所でもつまずく」、「階段を上がるのが辛い」、何てことはありませんか?

 もし、その様な事を感じているようであれば、サルコペニア(筋肉が衰え、身体機能が低下する)予備軍の疑いがあります。放っておくとやがては自力で立ち上がれなくなり、将来寝たきりになってしまう事も。年配の方だけの事ではなく、若い方にも当てはまる事です。

 自分のおおよその筋肉量を調べるには、指輪っかテストを行います。 

1.両手の人差し指と親指を合わせて輪を作ります。

2.両手で作った輪で利き足じゃない方の、足のふくらはぎの一番太い所を囲みます。

 

 ふくらはぎが囲めてしまう場合は筋肉量の低下の可能性が。囲めなかった場合は問題ないと思いがちですが、日頃から運動不足を感じている方や運動をしないでダイエットした方は、筋肉が減った所に脂肪が付いていたり、むくんでいたりしていて太さが変わらない場合もあります。その様な方は、筋力を見るための腕組み片足立ちテストを行います。

1.椅子に座った状態で腕を組みます。

2.そのまま片足で立ちます。

 

 これが、両方の足で出来たら筋力は今の所問題ありません。

 

 

 

☆6月のお知らせ☆ 

 

 

 

酸味で夏を乗り切る

 

 酸味とは、「警告の味」と言われ腐敗を察知するために、味覚として備わったそうです。大人でも酸っぱい物は苦手という方は、少なくないのではないでしょうか。しかし、酸味には梅雨や夏を元気に過ごすための健康効果が隠されています。

 

酸味の健康効果 

 

①貧血予防

 大量に汗をかく夏場は、汗とともに水分だけでなく鉄分などのミネラル分も体外に排出され不足しがちに。

 鉄分を補うためにクエン酸を合わせて摂ると鉄分の吸収率が上がり効果的です。(柑橘系の果物や梅干しなど)

②食中毒予防

 お酢に含まれる酢酸の抗菌作用と、唾液の分泌を促して殺菌作用を高めます。

③疲労回復

 運動などで糖が消費されエネルギー不足に陥り疲労します。クエン酸を摂取することで、消費された糖の回復を助けてくれます。

④食欲増進と減塩

 暑さで食欲が落ちてきた時にも、酸味が味覚を刺激し唾液や胃液の分泌を促し食欲を増進させます。

 お酢の酸味と旨味には、濃い味をまろやかに、薄い味には味を補う性質があります。

⑤抗酸化作用

 酸味の中でも抗酸化作用があるのがビタミンCです。ストレスや疲労で体に溜まった活性酸素を減らし酸化を抑制。また、ビタミンCにはお肌のシミの抑制効果も。

 

 

 

☆5月のお知らせ☆ 

 

 

 

光老化対策

 

 気温が高くなるとともに増えてくるのが紫外線量。紫外線を長期間浴び続けることで、皮膚の老化が促進されることを「光老化」と言い。シミ、シワ、たるみの原因になるだけでなく、皮膚の細胞や遺伝子を傷つけ皮膚がんの発生にも関わっているとされています。

 光老化は、加齢による自然老化とは異なり紫外線を浴びた時間とその強さに比例し、皮膚の老化の約80%は光老化と言われています。

 紫外線による肌へのダメージを知るには、自分の顔や首、手の甲と二の腕の内側やお尻の皮膚とを比較してみると分かりやすいと思います。

 光老化対策の基本は、日光から肌を守ることです。紫外線が最も強くなる時間帯は午前10:00~午後2:00で、外出の際は、帽子、サングラス、日傘、長袖服を併用すると良いとされます。また、お手軽な紫外線対策と言えば日焼け止めクリームを使用することです。

 ただし、使用方法が適切でないと紫外線を防ぐ効果が十分に得られなくなります。塗り忘れしやすい首の後ろや手の甲などは注意しましょう。日焼け止めの効果は数時間程度とされていますので、2~3時間ごとに塗りなおす、汗をかきやすい夏は、よりこまめに塗り直すのがベターです。

 光老化は、今からでも対策を講じればその進行を遅らせることは可能です。健やかで若々しい肌をキープするためにも対策をお勧めします。

 

 

☆4月のお知らせ☆

 

 

 

姿勢(猫背)を正して印象アップ

 

 4月は新生活をスタートさせたりする人が多い時期です。また初対面の相手と会う機会も多く、そんな場面ではシャキッと!している人だなと好感を持たれたいものですね。

 姿勢は、第一印象を決定する大事な要素になります。姿勢が良いと「明るい」「信用出来る」など、前向きな印象を人に与えてくれますが、悪い姿勢(猫背)はマイナスな印象を与えるだけでなく健康面にも悪影響(肩こりや腰痛など)を及ぼします。

 悪い姿勢は、生活習慣や心理的な要因によるものが殆どですが、最近ではPC・スマホなどのIT機器を長時間使用することで起こる猫背も増えてきています。これらの画面を観る際は、俯きながら首が前に出やすくなりますので、俯く時間を少なくすることが大切です。

 スマホ操作は、出来るだけ顔の前に持ってくる。頭をソファの背などにもたれかけると、首の負担が軽くなります。PCは俯くことが少ないデスクトップが良いですが、ノートPCを使用する方は、前かがみの姿勢になりやすいので注意が必要です。

 

◆猫背改善ストレッチ

 

1.椅子に座っても可。

2.両手を体の後ろで組み、肘を伸ば

  します。

3.左右の肩甲骨を寄せて、背筋を伸

  ばし胸を開くのと同時に、頭を後

  ろにらせ30秒キープ。呼吸

  自然に。

4.余裕があれば腕を上にあげます。

 

回数は、30秒間✖2セット 

1日5~6回を目安に。

 

※胸と首の前側が伸びているのを感じ

 ましょう。

 

 人の第一印象は数秒間で決まると言われていますので、新しい出会いを素晴らしいものにするためにも姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

☆3月のお知らせ☆

 

 

 

ストレス解消には「セロトニン」

 

 現代はよくストレス社会とも言われ、人間関係や仕事などで心身ともに疲れ果ててしまう人が増えています。

 では、ストレスが全くない方が良いかというとそうではなく、多少のストレスはあった方がやる気や集中力が高まる、というプラスに働く面もありますので、ストレスを上手くコントロールすることが大切です。

 現在、ストレスを解消するのに有効だとされているのが、「セロトニン」の分泌を活性化させることです。脳幹から分泌される神経伝達物質「セロトニン」には、ストレスを和らげ気分を安定させる働きがあります。それが、不足すると悲観的思考や不眠症などに陥りやすくなります。

セロトニン分泌を活性化させる方法

 

①日光を浴びる

 まずは、太陽の光を浴びることです。目から入った刺激が脳内に伝わるので、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光をしっかり浴びましょう。

 

②リズム運動

 ウォーキング・ジョギング・自転車漕ぎ・水泳など、一定のリズムを繰り返す運動を疲れない程度に1日5分から30分行うのがポイント。他に咀嚼(ガムを嚙む)、貧乏ゆすりも効果的。

 

③セロトニン分泌を促す食べ物

 セロトニンの材料となるのが、トリプトファン(必須アミノ酸)・炭水化物・ビタミンB6です。この3つの栄養素をバランス良く含んでいるのがバナナ。

 1日1本を目安に、良く噛んで。

 

 

 

 

 

☆2月のお知らせ☆

 

 

 

血管をしなやかに保つ

 

 血管は、全身に血液を運ぶためのライフライン。特に大事なのが血管の弾力性です。血管がしなやかであれば、生活習慣病などを防ぐことが出来ますが、血管が硬いと血圧が上がったり、破れやすくなったりします。血管が硬いということは、血管が老化(動脈硬化)してきているということです。

 自覚症状が無いので、健診で分かることが多いようですが自分の血管年齢を知る簡単な方法は前屈です。(※40歳以上の方)立位・座位どちらでも構いませんが、手の指先が床又はつま先に届くかどうか。体が硬い人ほど血管年齢も高い傾向(血管壁の一部は、筋肉で出来ているため)にあり、手が届かなかった方は運動不足気味で動脈硬化が進行中だと考えられます。

 しかし、硬くなってしまった血管も柔軟性を取り戻すことは可能です。そこで、重要になるのが「適度な運動」・「食事」になります。

 

〇適度な運動

 誰でも出来る運動であればラジオ体操。ハードな運動は心臓に負担がかかり逆効果。簡単な運動(ウォーキング・ストレッチなど)で十分です。

 

〇食事

 食事の際は、野菜を最初に食べる。食物繊維が先に腸に入ることで、糖や脂肪の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇による血管へのダメージを防げます。

 

 

 

 

 

 

☆平成29年1月のお知らせ☆

 

 

 

寝正月は幸せだけど、その先にあるものは・・・

 

 お正月休みは英気を養うために、のんびり寝正月なんてことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方を脅かす訳ではありませんが、体にはちょっと怖い変化が起きてしまいます。

 それは、筋肉の衰えです。横になって寝ている状態は、とっても楽ちんですよね。体の筋肉をほとんど使っていないからです。筋肉にかかる負荷としては、無重力の宇宙空間にいるのと近い状態になります。(無重力空間における人体の変化を調べるため、実際に被験者を何日間も寝たきりで過ごさせる実験や研究も行われています。)負荷のかからない筋肉は、当然衰えていきます。

 ちょっと寝ていたくらいで、衰えるなんて大袈裟だと思われるかもしれませんが30代以降の筋肉は、普段の日常生活を送っているだけで1年間に平均1%衰えるといいます。寝たきりを続けると、たった2日でそれと同じ1%の筋肉が衰えてしまいます。また、宇宙空間にいる宇宙飛行士の筋肉は1日で1%衰えるそうです。

 寝たきりとゴロ寝は違いますが、近い状態とは言えます。筋肉量が減ると疲労感や代謝機能が落ちて太りやすい体質に、他にも免疫力まで低下し風邪やアレルギー症状も出やすくなります。

 寝正月を過ごしてしまった方は、衰えた筋肉を取り戻すべく、出来るだけ歩いたり動いたりしてアクティブな生活を心掛けたいですね。

 

 

 

 

 

☆12月のお知らせ☆

 

 

 

爪で分かる健康

 

 顔色や唇の色などで体調が判断出来る様に、爪にも健康のバロメーターの役割があります。これは、爪の線や色などで確認でき半透明のピンク色でつやがあれば健康状態は良好といえます。

 爪の伸びる長さは、成人の手で1日約0.1㎜、足の爪は手の半分のスピードになります。病気などにより体調を崩すと爪に線が入るので、爪には過去数ヶ月分の健康状態が記録されていることになります。

 爪に現れる縦線は、加齢によるもので心配はありませんが、まだそんな年齢でもないのに縦線が現れる場合は、偏食による栄養不足が考えられます。横線は、病気や体調不良が続くと横向きの線が現れます。

 次に、爪表面の色ですが濃い赤色の場合は、血液の異常が考えられ、悪化すると心疾患に繋がることも。白い場合は、貧血(鉄欠乏性)が考えられます。また、白い爪が白濁してきた場合には、肝臓や腎臓の疾患が疑われます。

 爪に全ての症状が現れる訳ではありませんが、健康をチェックする一つの判断材料として爪をよく見てみるのもいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

☆11月のお知らせ☆

 

 

 

どうして足はつるの?

 

 足がつる症状は、多くの方が色々な場面で経験していると思いますが、つるとはどういう状態かというと、何らかの原因により筋肉が縮んだまま元に戻らず痙攣した状態のことを指します。足がつる原因はいくつかありますが、ここでは主な原因の3つを挙げます。

 

①筋肉疲労

 強度の強い運動を行う。普段使っていない筋肉を動かすことにより筋肉が疲労し強張ってしまう為につってしまいます。予防の為に、運動前後は十分にウォームアップ・ストレッチを行う。

 

➁冷え

 冷えることで血行が悪くなり、筋肉が緊張し痙攣を起こしやすくなります。

 冷えを感じやすい方は、足を冷やさない工夫を。

 

➂水分不足

 運動などで、大量に発汗することで体は脱水状態に、電解質(ミネラル分)バランスが崩れ筋肉がつってしまうことも。また、お酒をよく飲まれる方はアルコールの利尿作用により脱水を招きやすいので、どちらも水分補給を忘れずに。

 

 筋肉の運動(収縮と弛緩)に深く関わるミネラル分は、カルシウムとマグネシウムです。食事からのサポートとして、カルシウムは乳製品や小魚。マグネシウムは大豆製品やナッツ類などに多く含まれています。足がつりやすいと感じる方は、意識して摂ってみては。

 

 

 

 

 

☆10月のお知らせ☆

 

 

若いうちから気を付ける骨粗鬆症

 

 骨粗鬆症は、骨の密度が低下しスカスカになることで骨折しやすくなる病気です。この病気は、一般的に女性や高齢者の病気だと思われがちですが、実は、若い人でも生活習慣が原因で、骨粗鬆症予備軍や実際に骨がもろくなってしまうこともあります。

 

骨粗鬆症の原因

 

①加齢

 骨も毎日新陳代謝を繰り返し、古い骨は壊され(骨吸収)新しい骨が作られ(骨形成)ています。20歳前後で骨量が最大になり、40歳半ばまでは一定その後徐々に減少していきます。

※全身の骨は、新陳代謝により約3年

 で全て入れ替わるとされています。

 

②女性ホルモンの減少

 女性ホルモンの一つエストロゲンは、骨を強く保つ働きもあります。閉経によりホルモンの分泌量が、急激に減少することで骨密度が低下します。

 

➂生活習慣

 成長期の頃から運動不足や偏食、無理なダイエットなど、骨の形成に必要な刺激・栄養が不十分だと若くても骨がスカスカなんてことに・・・。

 

 

 骨粗鬆症の予防には、骨密度を上げるために偏りのない食事、適度な運動が大切です。

 あらゆる年代で骨を丈夫にするよう心掛けたいものですね。

 

 

 

 

 

☆9月のお知らせ☆

 

 

秋は抜け毛が多くなる

 

 初夏から真夏にかけての強い紫外線の影響で、一年の内、秋が最も髪の毛が抜けやすい季節と言われています。

 健康な人でも一日に100本位の抜け毛があり、秋には普段の2~3倍もの抜け毛になりますが、髪の毛が抜けても次々と新しい毛が生えてきているので、それ程神経質にならなくてもよさそうです。

 ただし、自分の髪の毛より明らかに短く細い抜け毛が多い、抜けた毛根の先が尖っている場合は、太く長く成長できない髪の毛が増えてきていますので、頭皮の血行が悪くなっていることが考えられます。健康な抜け毛は、毛根部が綿棒の様に膨らんでいます。

 

健康な髪の毛のために

 

①運動

 適度な運動は、筋肉の緊張を取り頭皮の血行も良くなるので、髪の毛の成長にもプラスに働きます。

 ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操など軽めの運動で無理なく体を動かしましょう。

 

➁髪の毛に良い栄養素

 髪の毛の主成分であるケラチンは、たんぱく質です。肉・卵・魚・豆類から十分にたんぱく質を摂りましょう。

 抜け毛予防の効果が期待できる亜鉛は、牡蠣・豚レバー・納豆などに含まれています。

 

 

 

 

 

☆8月のお知らせ☆

 

 

現代人は座り過ぎ

 

 デスクワークや車の運転、家では座ったままテレビを観続けるなど、現代のライフスタイルは座っている時間がどんどん長くなってきています。

 長時間座っていると、脚の筋肉の活動量が減り血液循環・代謝機能(筋肉の活動時に、血液中の糖・脂肪を消費する)が悪くなり、血液はドロドロに心臓疾患・糖尿病など、最近では、一部のがんにもつながるのではないかと考えられています。

 日本人が1日に座っている時間は、平均8~9時間です。この数字は、50年前と比べ約1.5倍にもなっています。研究の進んでいるオーストラリアでは、1日8時間以上座ると生活習慣病のリスクが高まる統計があるようです。

 健康への悪影響を防ぐには、30分~1時間座り続けたら、2~3分立って動く様にしましょう。脚の屈伸、歩く、家事をするなど。どうしても長時間座ったまま過ごさなければならない場合は、ゆっくりかかとを上下(10回程度)させる。行儀が悪いかもしれませんが貧乏ゆすりも血流を改善させる目的としては良いものです。

 大切なのは、座る・立つにしても長時間同じ姿勢を続けていると体に弊害が起こりやすくなりますので、ちょっと落ち着きのないような行動が健康へのカギになるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

☆7月のお知らせ☆

 

 

気象病(天気病)

 

 昼夜の気温差が激しい季節の変わり目や台風が接近、梅雨時のジメジメした日は、古傷が痛む、頭痛を感じるという方が多くなります。

 気象の変化に伴い、体に何らかの症状が現れる、または持病が悪化することを気象病といい、天気の変化が関係しているので、別名天気病ともいいます。

 気象病の症状には他にも、関節痛、喘息、めまい、うつ病、心臓発作急性虫垂炎などがあります。

 私達の体は、外部環境の変化にも上手く適応するよう出来ていますが、気象が激しく変化したり体調を崩していたりすると、体内環境を一定に保つ自律神経のバランスが崩れ、体調の異常や病気を発症してしまいます。

 近年の研究では、耳の奥の内耳に気圧の変化を感じ取る場所があり、気象病との関わりが指摘されています。

 気象病の予防・改善の肝になるのは、規則正しい生活を送ることです。(十分な睡眠、バランスの良い食生活、適度な運動、ストレスを溜め込まない。)

 生活習慣を整えて自律神経のバランスを保ち、気象の変化に負けない体を作りましょう。

 

 

 

 

 

☆6月のお知らせ☆

 

 

眠りの質を上げよう

 

 睡眠は、時間(6~8時間目安)も大切ですが、その質も重要です。質の良い睡眠が取れていないと、集中力・記憶力の低下が起こると報告されています。

睡眠の質と関係が深いのは、「体温」(体の内側の深部体温)です。人は、体温が下がると眠気を感じやすくなるので、就寝1~2時間前に38~40℃のぬるめの入浴で一度、体を温め神経(自律神経)の緊張を取ることで、体温が下がりスムーズに入眠出来る様になります。それでも、寝つきや熟睡感が悪い方は、下記の方法もお試しを。

 

就寝1~3時間時間前の過ごし方

 

〇お酒・食事は控える。

 お酒は、寝付きを良くしますがアルコールの覚醒作用により、眠りは浅くなります。

 食事は、消化・吸収のために胃腸に負担がかかるので、どちらも就寝3時間前には終えるようにしましょう。

 

〇強い光の刺激を避ける。

 脳から分泌されるメラトニン(眠りを誘うホルモン)の分泌量が低下するので、就寝1~2時間前からTV・スマホ・蛍光灯の強い光を避け、部屋の明りを電球色(暖色)または減光する。

 

〇リラックスする時間をつくる。

 入浴後、アロマや好きな音楽を聴く。軽いストレッチで、リラックス。

 

 

 

 

 

☆5月のお知らせ☆

 

 

紫外線から目を守る

 

 5~9月の紫外線は、1年の内で最も強くなる時期になり肌だけでなく、目から入る紫外線にも注意を払う必要があります。

 紫外線が目に与える影響を調べるため、2014年に金沢医科大の研究チームがアフリカ中央東部、赤道付近の紫外線が強い(日本の約2倍)タンザニアで調査を行ったところ、タンザニアの子ども達の93%以上は裸眼視力が1.0以上ありますが、成人し、50代以降になると失明や視力が極端に低下している人が多く、早くに老眼や白内障を発症している割合も高いようです。

 これは、子供の頃から大量の紫外線を浴び続け、その対策が不十分なために目の老化を早めてしまった可能性が高いとのこと。日本でも、紫外線対策が不十分だと目のトラブルに見舞われることもあります。

 目の紫外線対策は、帽子・メガネ(サングラス)・コンタクトレンズを併用するのが有効です。

 帽子は、全体的につばが付いている方がより効果的です。サングラスは、色の濃さよりも紫外線カット率が高く、目の周りを覆えるよう大きめのレンズを選びましょう。コンタクトレンズもUVカット機能付きを使用しましょう。

 特に、屋外での活動が多い方、強い近視の方、喫煙者、高齢者はリスクが高くなるのでしっかりと対策を。

 

 

 

 

 

☆4月のお知らせ☆

 

 

コレステロールの摂取制限は不要?

 

 昨年、厚生労働省が5年に一度改定している「日本人の食事摂取基準」からコレステロールの摂取上限値が撤廃されました。これは、コレステロールを多く含む食品を摂っても、血液中のコレステロール値の増加との因果関係が証明出来なかった為です。今まで、卵やイカなどを控えていた方は一安心といったところでしょう。

 ただし、LDL(悪玉)コレステロールが高い方は、引き続き注意が必要です。

 そもそも、コレステロールとは脂質(油)の一種で、体の中では細胞膜の主材料やホルモン・胆汁酸(消化液)の原料になり、生きていくためには欠かせない脂質です。

 しかし、血液中にコレステロール(悪玉)が増えすぎてしまえば、血管の内側に溜まり動脈硬化が進行、脳卒中・心筋梗塞を起こしやすくします。

 大切なのは、食品に含まれるコレステロールではなく、悪玉コレステロール値を上げる動物性脂肪食品(肉類・乳製品・油脂類・お菓子)を食べ過ぎないようにし、コレステロール値を下げる働きのある青魚(マグロやサンマなど)・野菜・果物・大豆・穀類をバランス良く摂るように心掛けましょう。

 

 

 

 

 

☆3月のお知らせ☆

 

 

歪み(偏り)をセルフケア

 

 私達は普段、特に意識をしなければ左右の手足、片側で嚙むなど、体を偏って使っている場合がほとんどです。

 長い間、使いやすい方でばかり生活することにより片側の筋肉に負担がかかり、それが骨格を歪ませ肩こりや腰痛など、体の不調の原因にもなります。(骨格の歪みのほとんどは生活習慣によるものです。)

 偏り(歪み)を減らすポイントは、なるべく体を左右バランス良く使い、左右差を少なくしてあげることです。

 

《生活例として》

①荷物などを手に下げる際や肩掛けバッグは、交互に持ち替える。

 歯磨きも、たまには利き手と逆の手で行ってみる。

 

➁階段を登る時は、利き足と逆の足から登ってみる。(利き足を前に出す傾向が強い為)

 

➂食事中やガムを嚙む時には、左右の歯でバランス良く嚙み、嚙みにくい側があればそちらを多めに使ってあげる。

 

 こういったことを少しでも意識して生活していけば、体が歪みにくくなり体の不調も改善しやすくなりますよ。

 

 

 

 

 

☆2月のお知らせ☆

 

 

ヒートショックに注意!

 

 ヒートショックとは、急激な温度変化により、血圧が上下に大きく変動し体に負担がかかる状態のことです。

 ヒートショックによる、年間の死亡者数は約1万7000人、交通事故による死亡者数の約4倍にもなります。(2011年調べ)

 冬場は、高齢者や高血圧の人ほど寒冷の影響を受けやすく、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるので、外出時はもちろん、家の中でも極端な温度差がつかないよう工夫が必要です。

 

ヒートショック対策

 

 ①少しの時間であっても外に出る際は、上着を着る。

 

➁浴室や脱衣場、トイレを暖める。(入浴前に浴室をシャワーで暖める。脱衣場・トイレは暖房器具を使用。)

 

➂高血圧の方は、家の中でもマフラーやネックウォーマーをする。(首を温めることで、血管が拡がり血圧も下がります。)

 

 

 

 

 

☆平成28年1月のお知らせ☆

 

 

ストレスと胃腸

 

 胃腸は、精神的なストレスに影響を受けやすい臓器であり、昔から胃腸と心が密接に関わっていることを示す言葉が色々とあります。

「心配事があると食事がのどを通らない」・「神経の使い過ぎで胃が痛くなる」・「緊張するとトイレに行きたくなる」など 心の変化が胃腸の働きに現れやすいことから、「胃腸は心の鏡」と言われています。

 強いストレスや慢性的にストレスを受けると、胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れ、胃酸の分泌が過剰になり吐き気や胃もたれ、胃腸が収縮することで腹痛を引き起こし「神経性胃腸炎」などの病気になる場合もあります。

 こういった症状は、原因である「ストレス」が取り除かれない限り、中々改善されにくいので趣味や気分転換で積極的にストレス発散を。

 他人と会話する・好きな音楽を聴く・適量のお酒を飲むなど、自分なりのストレス発散方法を持ちましょう。

 ストレスの発散方法を考えることが、胃腸の病気の予防につながります。

 

 

 

 

 

☆12月のお知らせ☆

 

 

冬の乾燥肌

 

 冬も本番に近づくにつれ、気になるのが肌の乾燥。空気が乾燥する季節というだけでなく、加齢により肌の潤いの元である皮脂の分泌が少なくなるなど。

 乾燥した肌は、見た目も老けて見えることや、外部からの刺激に敏感になり、かゆみも感じてしまいます。

 また、私達の生活習慣が乾燥肌を招き、悪化させる原因になっていることもあります。

 

生活習慣の改善で出来る乾燥肌対策

 

1.肌への刺激を和らげる

  下着は、少しゆったりとしたサ

 ズで、綿などの肌に優しい素材

 ぶ。

 

2.お風呂の温度と入浴時間

  41℃以上のお湯や長風呂は、

 脂が溶け出しやすく乾燥します

 、38~40℃位のぬるめの湯に

 15分以内で湯船から上がように

 する。

 

3.体の内側からケア

  まめに水分補給をする。肌の材

 になるたんぱく質(肉・魚・豆

 ど)、肌の生まれ変わりを促する

 ビタミンA(ウナギ・レバ)、ビ

 タミンC(野菜・果物)腸内環境

 (漬物・ヨーグルト)

 

 

 

 

 

☆11月のお知らせ☆

 

 

甘く見てはいけない脂肪肝

 

 脂肪肝とは、肝臓の細胞の周りに脂肪が蓄積した状態の事です。

 脂肪肝の主な原因は、アルコールの飲み過ぎ・肥満(栄養過多)・糖尿病・無理なダイエットやリバウンドを繰り返すなどです。

 以前は、軽い病気だと考えられきましたが、自覚症状が無い為に放置しておくと肝臓の機能が低下し、肝炎・肝硬変・肝臓がんになることもあります。

 現在、健康診断を受けた方の5人に一人が脂肪肝だといわれ、年代では30~50代。男女比では3:1と男性に多く発症しています。

 最近では、肥満を背景とした、お酒を飲まない人に発症する非アルコール性脂肪肝が増えています。

 脂肪肝は、放置しておいても全員が重症化するわけではありませんが気になる人や健康診断で脂肪肝と診断された方は、普段の食事を見直すと共に、運動不足を解消していく事が大切です。

 これで大抵の脂肪肝は解消出来ますので、まずは外に出て積極的に歩いてみましょう。(目標は、現在の体重5%減。1ヶ月に1~2㎏減ペースで。)

 

 

 

 

 

☆10月のお知らせ☆

 

 

目をいたわりましょう。

 

 10月10日は、「目の愛護デー」です。現代の生活は、テレビやパソコン、スマートフォンなどに囲まれている事で、大変目を酷使しやすく目に疲れを感じる方が非常に多くなっています。また、眼鏡が合っていない、老眼で無理に物を見ようとすることも目を疲れさせます。

 いつまでも目の健康を保つ為にも、目をいたわり疲労を溜めない様に気を付けましょう。

 

目の疲れを防ぐポイント

 

1.目を休ませる。

  モニター作業や読書は、1時間

 けたら、10分休憩する。

  2~3秒目を閉じ、その後軽く

 ばたきするのを何セットか行う

  睡眠は、目の疲労回復にも大切

 ので、最低1日6~7時間は睡

 取りましょう。

 

2.目に良い食事

  バランスの良い食事を基本に、

 の健康維持に必要とされる栄養

 含む食材を摂る。

  アントシアン(ブルーベリー

 どのベリー類)、ルテイン(ほうれ

 ん草などの緑黄色野菜)、DHA(

 青魚、マグロ、カツオ)などがあり

 ます。

 

 

 

 

 

☆9月のお知らせ☆

 

 

「秋バテ」に注意!

 

 暑さも少しずつ和らぎ、過ごしやすい気温になってきたにもかかわらず、すぐに疲れる・体がだるい・食欲が湧かないなど、「夏バテ」の症状を9月以降に持ち越すことを近年「秋バテ」と呼んでいます。

 秋バテの主な原因は、冷房の効いた屋内と屋外を行き来する内に気温差で自律神経が乱れてしまう。冷房で体が冷え切ってしまう。冷たい飲み物の取り過ぎで胃腸が弱る。などが挙げられます。

 秋バテの対処の仕方は、体を冷やし過ぎる生活習慣を見直すことが重要です。

 冷房の温度を高めに設定する。冷たい物は程々に、温かい飲食物を摂る。湯船で体を温める。

 体が冷えると、血行も悪くなり疲労物質が溜まって疲れを感じやすくなるので、ウォーキングや軽い運動で適度に体を動かし、汗をかくことで血行が良くなります。

 食事面では、1日3食しっかり食べ、バランスの取れた食事を心掛けましょう。

 秋バテを長引かせない様、出来るところから習慣の見直しを。

 

 

 

 

 

☆8月のお知らせ☆

 

 

お昼寝で能力アップ!

 

 お昼休憩のひと時、ふいに眠気に襲われることは、誰しも経験があると思いますが、そんな時は素直に眠ってしまった方が良いようです。昼寝をすることにより、疲労の回復・記憶力・学習能力の向上・心臓病のリスクの低下などのメリットがあると報告されています。

 最近では、学校や企業でもお昼寝を取り入れているところもあり、成績や業績が上がっているようです。

 

昼寝を効果的に行うポイント

 

①昼寝の時間は、10分~20分がベ

 スト。

長過ぎる昼寝は、眠気やだるさを引

 きずりやすい。)

 

➁昼寝の前に、お茶やコーヒーといっ

 たカフェイン飲料を摂る。

(カフェインの覚醒効果で、スッキ

 起きられる。)

 

➂昼寝は、午後3時までに。

(体内時計が狂い、夜の寝付きを悪く

 させる。)

 

 ちなみに、歴史上の偉人達の多くも、昼寝を好んでしていたそうですよ。(ナポレオン・エジソン・アインシュタインなど)

 あなたも、昼寝をして偉人達の仲間入り?

 

 

 

 

 

☆7月のお知らせ☆

 

 

 

梅雨にむくみやすいのはなぜ?

 

 梅雨に入ると、体のむくみを感じる方が多いのはなぜでしょうか?これは、梅雨時期特有の気温差、気圧、湿気が関係して自律神経が乱れてしまうことが原因の一つと考えられます。自律神経が乱れることで、血液のめぐりが悪くなり、体の水分バランスが崩れ細胞の間に余計な水分が溜まり、むくみが起こります。

 そんな、梅雨のむくみを予防し快適に過ごす為の、生活習慣の工夫を提案します。

 

1.運動をする。

  適度な運動で自律神経のバラン

 が整い、血液・リンパ液の流が良

 くなります。

  同じ姿勢を続けることが多い方

 、1時間に1回は体を動かししょ

 う。(歩く、膝の屈伸など)

 

2.冷たい水分を摂りすぎない。

  冷えを感じやすい方は程々にし

 、なるべく常温または温かい飲み物

 で水分補給をしましょう。

 

3.摂りたい栄養素。

  むくみと関係が深い塩分の摂り

 ぎにも注意が必要です。

  塩分を体の外に排出させるには、

 カリウム・カシウム・マグネシウ

 ムいったミネラル分が関わります

 ので、野菜や果物(豆類、バナナな

 ど)から積極的に摂りたいですね。

 

 

 

 

 

☆6月のお知らせ☆

 

 

 

食中毒に注意!

 

 食中毒(食あたり)は、季節を問わず発生し、一年を通しての対策が必要となりますが、これからの時季(6月~10月)に発生しやすい食中毒として、主に高温多湿を好む細菌性食中毒(カンピロバクター・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・O157など)が多くなります。

 夏バテや体力が低下している時、子ども、高齢者の方は、食中毒症状を引き起こしやすく、重篤な場合は死に至ることもあります。

 食中毒は飲食店での喫食が主な原因とされていますが実は、家庭内でも多発しています。症状が比較的軽いことや、一人二人の発症だと、体調不良や風邪、寝冷えなどと自己判断してしまい食中毒だと気が付かないこともあります。原因施設別の発生状況では、多い順に飲食店、家庭、旅館となっています。

 家庭内での予防策としては、食品を調理する際に手をよく洗い、調理場・器具を清潔に保ち、調理した食品は長時間放置せずになるべく早く冷蔵するようにします。多くの細菌などは、加熱により死滅するので加熱調理する食品は、十分に熱を通してあげることが重要です。

 

 

 

 

 

☆5月のお知らせ☆

 

 

 

「炭酸」の健康効果は?

 

 近年、コンビニやスーパーなどで色々な種類の炭酸水が売られているのをよく見かけます。また、公衆浴場では炭酸泉を導入しているところもあります。

 「炭酸」が 、これ程注目を集めるのにはどんな理由があるからなのでしょうか。調べてみると、まず飲むことで得られる効果として胃腸の蠕動運動を活発にし、便秘予防や食欲を増進させる効果があるようです。ただし、炭酸飲料には糖分をたくさん含んだ物もあるので、飲み過ぎには注意が必要です。また、無糖の炭酸水でも一度に飲む量は大人で500ml程度に。

 次に、炭酸泉の効果については、お湯などに溶け込んだ炭酸ガスが皮膚から血管に浸透することで、体内では溜まった老廃物と認識され、それを排出しようと抹消血管が拡張(血行促進)し、痛みの軽減や傷を治す効果があるようです。しかし、炭酸泉はお湯に触れている部分からしか吸収されないので、首まで浸かる全身浴が有効です。

 自宅で炭酸泉を楽しむには、炭酸ガスが含まれている入浴剤を使用すれば手軽に同じ効果が期待できますね。

 

 

 

 

 

☆4月のお知らせ☆

 

 

 

春はどうして眠くなるの?

 

 暖かく春らしくなるにつれ、日中何だか眠い・・・そう感じている人は少なくないと思います。

 春になると眠くなるのにはいくつか理由があります。

気温が上がることにより自律神経

 のうち、副交感神経が優位に働き

 心身がリラックス状態になる。

●新生活・転勤などの変化の多い季

 節。生活リズムの変化やストレス

 などで熟睡出来なくなる。

●活動量が増え、疲労や睡眠不足を

 感じる。

 そんな春の眠気を予防するために栄養面からのアプローチとしては、ビタミンB1を摂りましょう。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるのに必要な栄養素で、不足すると疲労・集中力が低下して眠気を感じます。

 ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉・うなぎ・豆腐などに多く含まれています。さらに効果を高めるには、ネギ類(玉ねぎ・ニンニク・ネギ)と一緒に摂るのがお勧めです。

(補足)ビタミンB1は、水溶性で体に蓄積されないので定期的に摂取する様にしましょう。。

 

 

 

 

 

☆3月のお知らせ☆

 

 

立ち姿勢を良くして痛みを解消

 

 悪い姿勢が習慣化すると、体に負担がかかり腰痛や肩こりなど何かしらの痛みを感じやすくなります。

 そこで、痛みをヒントに負担のかかりづらい位置を見つけ姿勢を改善していけば痛みが出ない、その人にとってバランスの取れた理想的な姿勢になります。

 その姿勢見つけ方は、まず自分が一番良いと思う姿勢で立ちます。多くは、背筋をピンと伸ばし腰を反らせる様な姿勢になっていると思われます。

 次に、自分が一番悪いと思う姿勢で立ちます。今度は、猫背になり力が抜けた様な姿勢になっていると思います。

 最後に、良い姿勢と悪い姿勢の中間の位置で立ちます。良い姿勢で立った時は、全身が緊張し動きもぎこちなく長くは続けられません。悪い姿勢の時は、力が抜けているので安定感に欠けた姿勢になります。中間の姿勢だと程よく緊張も解け、動きやすく安定感のある姿勢になり腰や肩などへの負担も少なく楽に感じられると思います。

 とても簡単な動きで姿勢、痛みの改善が期待出来ますので、ちょっとした空き時間を使って実践してみてはいかが。

 

 

 

 

 

☆2月のお知らせ☆

 

 

冬の脱水症状にご用心

 

 脱水症というと夏のイメージが強いですが、実は冬にも起こしやすいとされています。

 冬の空気は、湿度・温度共に低く乾燥もしているので、皮膚や呼吸から無意識のうちに体の水分が失われる不感蒸泄が増えることや、汗をかきにくいので夏ほど水分補給を意識しにくい、トイレが近くなるから水分摂取を控える、という理由などから知らず知らずのうちに、体は脱水状態に陥ります。

 初期症状は、手先の皮膚が乾燥・口の中が粘る・体のふらつきなどがみられますが、脱水状態が進行すると、血液がドロドロに心筋梗塞や脳梗塞につながる危険もあります。

 特に、持病のある高齢者や小児は、夏と同様に注意が必要です。水分補給の基本は、「喉が渇く前に」摂ることですが、お茶やコーヒーは利尿作用を強めるので程々に。なるべくカフェインの入っていない飲み物や常温の水、白湯を少しずつ摂るのがおすすめです。

 また、室内でも暖房器具の使用により湿度が低下しやすくなります。脱水の危険があるので、加湿器などを使い室内を50~60%程度の湿度に保つとよいでしょう。

 

 

 

 

 

☆平成27年1月のお知らせ☆

 

 

あなたは「口呼吸」、それとも「鼻呼吸」?

 

 私達が無意識にしている「呼吸」、最近では幼い頃からの癖などにより、日本人の半数以上が「口呼吸」になっているといわれています。

「口呼吸」を続けると、 鼻の空気清浄フィルターを通していない空気が、口の中や喉に直接入り粘膜が乾燥。風邪・口臭・歯周病を招くだけでなく、顔のたるみや二重あごなど美容にも良いことはありません。

 健康面だけでなく見た目にも悪影響が出てきますので、普段から口をしっかり閉じて「鼻呼吸」に変えていく事が重要です。

鼻呼吸のポイント

歯を食いしばらない。

 口を閉じようとすると、やってしまいやすい間違いです。歯の食いしばりが続けば、筋肉が緊張し首肩凝りにつながることも。歯を少し開けてリラックスしましょう。。

舌を上あごにくっつける。

 舌の先が前歯のすぐ後ろの歯茎につくのが、舌の正しい位置です。こうすることで、「口呼吸」に戻るのを防ぐことが出来ます。

 

 慣れないうちは、少々苦しく感じられると思いますが、少しずつ改善していきましょう。

 

 

 

 

 

☆12月のお知らせ☆

 

 

よく嚙むことは健康への近道

 

 よく嚙んで食事をすることは、美味しさを感じるだけでなく健康に様々な良い影響を与えることが分かってきました。肥満、虫歯、がんの予防、目の疲れ、胃腸の負担軽減など。さらには、脳の血流が20%もアップするといわれ脳の老化予防や子どもの脳の発達にも効果があります。

 しかし、現代人の食事は容易に食べやすく加工された物が多くなり、1回の食事での咀嚼回数は約600回。戦前では約1400回と、咀嚼回数が半分以下に減っているのが現状です。

 よく嚙む回数の目安は、口30回以上とされていますので、慌てず、急がず、ゆっくりと噛むことを習慣にしたいものです。

 忙しく、ゆっくりよく嚙んで食事をする時間のない方には、ガムを1日30分以上嚙むことをお勧めします。この方法は、よく嚙んで食事をした時と同じ効果が得られるので、無理なく実践出来ますね。

 

 

 

 

 

☆11月のお知らせ☆

 

 

積極的休養のすすめ

 

 休養というと朝遅くまで寝ていることや、何もしないで家でゴロゴロして過ごすという様な休み方を思い浮かべますが、その様な休日の過ごし方が、かえって体のリズムを崩すだけでなく筋力も低下させ、疲労を抜けにくくさせる一因になることもあります。

 皆さんは、次のような経験をしたことがあるのではないでしょうか?長期休暇明けの仕事始めは、とても疲れを感じた・・・。

 こんなデータがあります。30歳以降で運動習慣が無いと、1年に約1%ずつ筋力は落ちるとされています。

 また、入院してベッドの上で安静にしているだけでも2日で1%もの筋力低下が起こります。筋力の低下は、筋肉量の減少を意味し疲労しやすい体になります。

 そこで、休日だからといって体を休ませるだけでなく、積極的に家の掃除や散歩などで体を軽めに動かしてあげると、筋肉のポンプ作用が活発に働き、血行が促進され疲労の回復が早まります。

 この様な過ごし方を「積極的休養」と呼んでいます。

「積極的休養」は、普段同じ姿勢を続けることが多い、デスクワークが中心など、体を動かす機会が少ない方には特におすすめです。

 

 

 

 

 

☆10月のお知らせ☆

 

 

血液サラサラ食品の合言葉は?

 

 私達の全身の血管(毛細血管を含む)を一本につなぎ合わせると、その長さは約10万キロ。何と地球2週半もの距離になります。

 その中を流れる血液がサラサラであれば、病気になりにくいのですが、不規則な生活、ストレス、喫煙、飲酒、運動不足、糖質・高脂肪食の摂取過多により「血液はドロドロ」に。やがて体に様々な悪影響を与えます。

 先ずは、普段の食生活から見直してみませんか?血液をサラサラにしてくれる食品の合言葉は、それぞれの食品の頭文字を取って「オ・サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」です。

「オ」は、お茶(特に緑茶)。「サ」は、魚(青魚)。「カ」は、海藻。「ナ」は、納豆。「ス」は、お酢。「キ」は、きのこ類。「ヤ」は、野菜。「ネ」は、ネギ類。

 これらの食品を1日の食事の中に上手に取り入れて、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化や高血圧を予防しましょう。

 

 

 

 

 

☆9月のお知らせ☆

 

 

隠れ鉄分不足に注意!

 

 最近疲れやすい・体がだるい・肩が凝る・集中力、思考力が低下気味。ひょっとして夏バテ・・・?なんて思っているあなた!原因は、鉄分不足かもしれませんよ。

 鉄は血液中の酸素の運搬に関わり、日本人に不足しがちなミネラル分の一つと言われ、食事から十分に鉄分を摂取することが必要です。

 鉄分を多く含む食品として真っ先に思い付くのは、レバーやひじきだと思いますが前者はヘム鉄といって、赤身肉・魚介類に含まれ吸収率が高く(15~25%)、後者は非ヘム鉄といわれ野菜・海藻・穀類・大豆に含まれ吸収率こそ低い(2~5%)のですが、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ることにより、吸収率が上がるので食後には、果物やジュースからビタミンCを摂ってもらうと良いですよ。

 特に女性は、鉄分不足に陥りやすいので意識して摂取を心掛けると良いですね。女性の約半数は鉄分不足とのデータも報告されています。

 

 

 

 

 

☆8月のお知らせ☆

 

 

夏の基礎代謝は、高い・低い?

 

 毎日暑く、じっとしているだけでも発汗。少し動いただけでも汗をかくために、夏の方が代謝は良く、逆に冬は代謝が悪いと思われがちですが、実は、冬よりも夏の方が基礎代謝量は低いのです。

「基礎代謝」とは、体温の維持、呼吸、脳や心臓の活動など、生命を維持するために必要なエネルギーのことで、1日の消費エネルギーの内、約70%がこの「基礎代謝」によるものです。

 夏は外気温が高いので、体温を保つためのエネルギーを使う必要が無く、冬に比べ10%程度基礎代謝が落ちるといわれ、さらに暑さで活動量もダウンしがちに油断すると夏太りなんてことにも・・・とはいえ、無理な運動、炎天下でのスポーツは熱中症のリスクを高めるので控え、比較的涼しい朝や晩に運動を取り入れたり、ジム・屋内プールを利用したり、冷房の効いた仕事場では、積極的に階段を使い、日常でこまめに体を動かし活動量を減らさないようにしましょう。

 

 

 

 

 

☆7月のお知らせ☆

 

 

梅雨の体調管理

 

 梅雨も半ばを迎え、そろそろ体調に変化が現れやすい時期です。体がだるい、疲れやすい、気分が重いなど不調を訴える方が多いようです。なぜ、身体の不調を訴えやすいかというと一番には、朝晩と日中の気温差により自律神経が乱れやすいことが考えられます。

 対策として、1日外出するような時は一枚多く服を準備しましょう。寝るときは寝冷えしないように、上下長袖長ズボンにし、布団も直ぐに掛けられるように足元に準備する。

 しかし、蒸し暑く寝苦しい夜もあったりするので、エアコンをタイマーで賢く使い、(室温25~26℃・湿度50~60%)寝室の環境を整えましょう。

 他には、雨や曇りの日が続き日光を浴びる機会が少ないと、心身に不調が現れすくなります。

 太陽光には、疲労軽減効果や精神を安定させる「セロトニン」という脳内伝達物質を分泌させる効果があると言われているので、梅雨の晴れ間を見て適度に日光を浴びるのも良いです。

 また、外に出る機会が無くても室内の照明を昼は昼光色、夕方になるにつれてオレンジ色の光に変えるだけでも効果があるようです。なるべく、自然に近い環境を作ってあげることが大事ですね。

 

 

 

 

 

☆6月のお知らせ☆

 

 

脳の覚醒度を知ろう

 

 朝起きても頭がぼんやり。仕事が手に付かずはかどらない。休みの日は家でゴロゴロなんてこと、しょっちゅうありませんか?

 脳は、一日中同じレベルで活動し続けている訳ではなく、夜明け前から徐々に覚醒しお昼寝少し前に一度目のピークを迎え、その後少し低下し、午後6時~7時に二度目のピークを迎えると考えられています。

 このリズムを脳のサーカディアンリズム(体内時計)と言います。

 脳の働きのピークの時間帯を上手に使って何か重要な仕事や、自分のための勉強などに利用してみてはいかがでしょうか。

 しかし、脳に最大限のパフォーマンスを発揮させるためには、ある程度規則正しい生活を送っていることが前提です。特に、睡眠不足はNGです。(最低6時間以上の睡眠は取る様にしましょう。)